台風が近づいてくると、
「なんだか身体が重い」
「いつもより眠い」
「だるくて何もしたくない」
そんなふうに感じることはありませんか?
日本では、台風や雨など天候が大きく変化する時期に、身体のだるさや頭が重いような感覚を覚える方もいます。
京都・西陣で日本料理店「ますます増田」を営む私たちも、日々料理をする中で、気温や湿度、雨、風、そして季節の移り変わりを感じています。
日本料理は、単に旬の食材を食べるだけの料理ではありません。
その土地の気候や季節、自然の移ろいを感じながら、一皿一皿を楽しむ食文化でもあります。
今回は、台風が近づく時期に感じる「身体のだるさ」と気圧や天候との関係、そして、季節の変化に寄り添う日本料理の楽しみ方についてお話しします。
台風が近づくと、なぜ身体がだるく感じるの?
台風が近づくと、周囲の気圧が大きく変化します。
人によっては、このような気圧の変化に敏感で、頭が重く感じたり、眠気や身体のだるさを感じたりすることがあります。
ただし、すべての人に同じような症状が起こるわけではなく、「だるさの原因は気圧だけ」と決めつけることもできません。
台風の時期には、気圧だけではなく、
- 気温の変化
- 湿度の上昇
- 蒸し暑さ
- 睡眠や生活リズムの変化
- 水分不足
- 天候による活動量の変化
など、さまざまな環境の変化が重なります。
そのため、
「今日はなんだか身体が重いな」
と感じるときには、天候の変化が一つの要因になっている可能性もあります。
台風の季節は、暑さと湿度にも注意
日本の夏から秋にかけては、台風が多く発生します。
特に京都の夏は蒸し暑く、気温だけでなく湿度も高くなります。
身体は体温を調節するために汗をかきますが、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、身体がいつもより不快に感じることがあります。
さらに台風が近づくと、雨や風によって気温や湿度、気圧などの環境が短時間で変化することもあります。
「台風が近づくとなんとなく調子が悪い」と感じる場合は、気圧だけを見るのではなく、その日の気温や湿度、睡眠、体調なども含めて考えることが大切なのかもしれません。
日本料理は「季節を食べる」文化
日本料理の大きな魅力の一つが、季節とのつながりです。
春には春の食材。
夏には夏の食材。
秋には秋の味覚。
冬には冬ならではの料理。
日本料理では、季節によって料理の内容が変わるだけではありません。
器。
盛り付け。
色。
香り。
あしらい。
しつらえ。
そうした細かな部分にも、その時期の季節感を取り入れます。
料理を一口食べて、
「もう夏なんだな」
「秋が近づいてきたな」
「冬になったな」
と感じる。
それも日本料理の楽しみ方の一つです。
「旬」をいただくという日本の食文化
日本料理を語る上で欠かせない言葉が「旬」です。
旬とは、その食材が一年の中でも特に美味しくなる時期。
季節が変われば、海のものも、山のものも、野菜も変化します。
同じ食材であっても、季節によって脂の乗り方、水分量、香り、食感などが変わることがあります。
だからこそ料理人は、その時期の食材を見極め、どのような料理に仕立てるのが良いのかを考えます。
「旬だから、その食材を出す」。
それだけではありません。
その日の食材がどのような状態なのかを見て、季節に合わせて料理を変える。
そこにも日本料理の面白さがあります。
京都の料理文化と季節感
京都には、長い歴史の中で培われてきた季節を大切にする料理文化があります。
京都の日本料理では、料理そのものだけではなく、器や盛り付け、しつらえなどを含めて季節を表現することがあります。
暑い夏には、見た目にも涼しさを感じる料理。
秋には、山の幸や秋を感じる食材。
冬には、温かさを感じる料理。
そして春には、新しい季節の訪れを感じる食材。
京都を訪れた際には、寺社や町並みだけではなく、食卓からも季節を感じることができます。
身体がだるい日は、無理をしないことも大切
台風や雨の日に身体がだるく感じる場合は、無理をして普段通りに動こうとせず、身体を休めることも大切です。
十分な睡眠をとる。
水分をしっかりとる。
室温や湿度をできるだけ快適にする。
食事を抜かず、その日の体調に合わせて無理なく食べる。
特別なことをするというより、いつもより少し自分の身体に目を向けてあげることが大切なのかもしれません。
もちろん、強い症状が続く場合や、いつもとは違う症状がある場合には、天候のせいだと自己判断せず、医療機関へ相談することをおすすめします。
季節の変化に合わせて料理を楽しむ
天候が変わるように、食材も変わります。
そして、食材が変われば、料理も変わります。
夏には夏の料理。
秋には秋の料理。
冬には冬の料理。
春には春の料理。
日本料理は、毎日同じ味を提供するのではなく、変化していく自然そのものを料理の中に取り入れてきた食文化とも言えます。
だからこそ、月替わりのおまかせ料理には、その時期ならではの面白さがあります。
同じ店に何度訪れても、季節が変われば料理も変わる。
それは、日本料理を何度も楽しむ理由の一つではないでしょうか。
京都・西陣「ますます増田」で季節を味わう
私たち「ますます増田」では、京都・西陣の町家で、月替わりのおまかせコースをご用意しています。
京都の旬の食材だけではなく、店主の故郷である栃木県日光の食材をはじめ、全国各地からその時々に美味しいと思う食材を選び、料理に仕立てています。
料理だけではなく、
器。
盛り付け。
香り。
食材の組み合わせ。
そして京都・西陣の町家という空間。
そうしたものを含めて、季節を感じていただける時間を大切にしています。
台風の日だからこそ、ゆっくり食事をするという選択
台風が近づいている日は、外出を控えた方が良い場合もあります。
安全を最優先にすることはもちろんですが、天候が落ち着いた日には、普段より少しゆっくり過ごしてみるのも良いかもしれません。
温かい出汁の香り。
季節の野菜。
旬の魚。
炊き立てのご飯。
器に盛られた料理。
そして、大切な人との会話。
忙しい日常の中では気づきにくいものも、ゆっくり食事をすることで感じられることがあります。
日本料理には、そうした「食事の時間そのものを楽しむ」という側面もあります。
京都旅行では、料理から季節を感じてみてください
京都を訪れると、どうしても有名な寺社や観光名所を中心に予定を組みたくなります。
もちろん、それも京都旅行の大きな楽しみです。
しかし、京都をより深く楽しみたいのであれば、その季節の料理を味わうこともおすすめです。
春の京都。
夏の京都。
秋の京都。
冬の京都。
同じ場所を訪れても、季節が違えば見える景色も、感じる空気も、食べられるものも変わります。
料理を通して季節を感じることは、日本文化を知る一つの方法でもあります。
変化する季節を、料理とともに
台風は自然の大きな変化の一つです。
雨が降り、風が吹き、気圧が変わり、気温や湿度も変化します。
そして、台風が過ぎた後には、少しずつ次の季節へ向かっていきます。
夏から秋へ。
秋から冬へ。
冬から春へ。
日本料理は、そんな自然の変化を拒むのではなく、料理の中に取り入れてきました。
その時期にしか味わえない食材。
その季節だからこそ似合う器。
その時期だからこそ感じられる料理。
それらを一つずつ楽しむことで、季節の移ろいそのものを味わうことができます。
京都・西陣「ますます増田」で、その季節にしかない一食を
「ますます増田」は、京都・西陣の町家で、季節の日本料理と京都のおもてなしをお届けしています。
台風の季節も、雨の季節も、暑い夏も、少しずつ秋へ向かう時期も。
季節が変われば、料理も変わります。
私たちは、その時、その場所、その日にしか出会えない食材を大切にしながら、一皿一皿を仕立てています。
もし京都を訪れる機会があれば、観光だけではなく、その季節の日本料理をゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。
料理を食べながら季節を感じる。
それもまた、日本料理が長く大切にしてきた楽しみ方の一つです。
京都・西陣の「ますます増田」で、季節の移ろいとともに変わる日本料理をお楽しみください。
ますます増田
住所:京都府京都市上京区旧大宮通中立売上る庇町187−1
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